敷金とは、入居者が家賃滞納をしたり、部屋の破損等を行った際、その費用負担を入居者に円滑に行ってもらう為オーナーに予め預けておく「お金」のことを言います。
敷金は原則として解約後に入居者に返金されますが、滞納家賃があったり入居者負担により修繕しなければならないものがある際は、この預かり敷金より相当額を差し引いて入居者に返金されます。原則として退去の際に住んでいた部屋のハウスクリーニングに関する費用は入居者負担となりますので敷金からその費用を差し引いた金額を返還する形になります。一般的な部屋の使用による経年劣化の原状回復義務はオーナーにありますので、どの部分が入居者負担になるか、詳細に関しては契約の際に予め管理会社に確認し、納得の上、ご契約いただくとトラブルにならなくて済みます。
ちなみに都心部における敷金相場は賃料の2ヶ月となっており契約時に支払います。
お部屋探しについて
入居の際にかかる費用
①敷金

②礼金

礼金とは、入居する際にオーナーに部屋を貸していただくお礼として支払う対価のことで都心部での相場は賃料の1~2ヶ月分となっています。礼金自体はあくまでも慣習で地域によっては礼金のかからないところもあったり、その呼称が異なる地域も存在しています。制度の背景としては戦後、部屋を借りることが困難な時代に、部屋を借りられた際の御礼が現在にも残っているといわれており、この慣習に対し不満を持つ方は少なくありませんが部屋を貸すオーナーにとって大切な収入源の一つであるため、礼金がかかる物件自体は少なくありません。御礼という概念からも分かるように、礼金は退去しても入居者に返金はされません。
③その他入居の際にかかる費用

火災・水漏れなどのトラブルに備えるための保険で、契約の際にはほぼ必須条件として加入が義務付けられています。
保険料の相場は15,000円から30,000円が相場で、間取り(㎡数)によりその費用が異なります。支払いは契約時に2年分を一括で支払います。
保険料の相場は15,000円から30,000円が相場で、間取り(㎡数)によりその費用が異なります。支払いは契約時に2年分を一括で支払います。

物件の契約の際に、仲介業務を行ってくれた不動産に支払う手数料で、賃料の最大1ヶ月分を契約時に支払います。
仲介会社の中には手数料0.5ヶ月や無料を謳う会社もありますが、物件自体が古かったり、駅から遠かったりと、お客様がなかなか決まらない物件を募集する際にキャンペーン的に仲介手数料を無料や0.5ヶ月にするケースが多いです。
仲介会社の中には手数料0.5ヶ月や無料を謳う会社もありますが、物件自体が古かったり、駅から遠かったりと、お客様がなかなか決まらない物件を募集する際にキャンペーン的に仲介手数料を無料や0.5ヶ月にするケースが多いです。

部屋を借りる際の賃料は「前払い」が原則となっています。例えば3月入居の場合、契約時に3月の日割り賃料(場合によっては日割りがないケースもあります)と4月分の賃料を支払います。
物件によってはフリーレントといって日割りまたは翌月賃料を0円にしているケースがありますが、これも築年数や駅からの徒歩分など条件が悪い物件を募集する際のキャンペーン的な要素が強かったりします。
物件によってはフリーレントといって日割りまたは翌月賃料を0円にしているケースがありますが、これも築年数や駅からの徒歩分など条件が悪い物件を募集する際のキャンペーン的な要素が強かったりします。
鍵交換費用

入居する部屋の鍵を交換するための費用を入居者に負担いただくものです。交換しないことで想定される前入居者とのトラブル(合鍵による不法侵入など)を避けるため、ほとんどの不動産会社では契約時に入居者に負担いただいてカギを交換します。費用的には15,000円からセキュリティの高い鍵だと30,000円程度と若干高めになっていたりもします。
連帯保証人と保証会社
連帯保証人とは

契約者が失業・病気などの何かしらの問題で支払い能力がなくなってしまった場合や音信不通となってしまった場合、賃料回収のリスクを回避する必要があります。そこで契約時には保険を掛ける意味合いで「連帯保証人」を立てるケースが一般的となっています。保証人とことなり、連帯保証人は法律的に契約者と同等の拘束力を負うため、親族になってもらうケースが一般的です。但し、外国籍のお客様のほとんどは連帯保証人を準備できません。外国籍のお客様は保証会社の利用ができる物件をオススメしています。
保証会社について

近年急速に普及してきた保証会社ですが、そのルールは会社によって異なります。
保証会社の中には連帯保証人が必須であったり、緊急連絡先として登録できる人が必要であったりと様々です。そのルールにより審査の難易度も変わってきますので詳細は管理会社に確認することをお勧めします。
保証会社の中には連帯保証人が必須であったり、緊急連絡先として登録できる人が必要であったりと様々です。そのルールにより審査の難易度も変わってきますので詳細は管理会社に確認することをお勧めします。
部屋探しについて
必要なのはいい意味での妥協

賃貸でのお部屋探しでは何を重要視するかが大事です。「駅近が希望」「新築・築浅がいい」「日当たり良好」「賃料の安い穴場的な都心部」「広いリビングのある部屋がいい」等など、全ての条件が叶う理想の物件はなかなか見つかりません。まずは自分の中で何が大事か、順位付けをして、その中でいくつか揃った物件に決める。いい意味での妥協が必要になります。お部屋の見学は集中して見ると2~3件が限界です。何十件も見てしまうとそれぞれの良さがあり、決まれられないという方が多くいますが、これは自分の中の順位付けが明確でないので、それぞれの良さに迷ってしまうということになります。物件探しを始める前に、希望条件の順位付けをすることをオススメします。
①予算を決める

賃貸の契約では、初月(日割り)+翌月分の賃料+敷金2ヶ月+礼金2ヶ月+仲介手数料1ヶ月の6ヶ月+αの費用が最初にかかると考えてください。もちろん中には敷金や礼金、仲介手数料がこれほどかからないケースもございますが余裕を見ておいて損はないと思います。例えば賃料8万円のお部屋を借りようと思った場合、48万以上の諸経費が必要になります。

一般的には毎月の収入の25~30%以内に抑えるといわれますが、30%だと少々生活に余裕が持てないかもしれません。25%前後に抑えられると、もう少し余裕を持った賃貸生活が送れると思います。
②場所を決める

都心で人気の沿線というと私鉄では田園都市線や東急東横線があげられ、JRだとやはり都心を通る山手線が人気です。人気の沿線に住む際に、できるだけ賃料を下げたい場合、築年数や駅からの距離など少し工夫をするだけで賃料負担も減るケースが出てくると思います。お気軽にご相談いただければ、適切なアドバイスをさせて頂きます。
③間取りや構造を決める

賃貸物件には木造から鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造など様々な構造が存在します。
日本ではアパートやコーポというと木造、鉄骨造、が多く、マンションというと鉄骨造から鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造といったイメージがあります。構造がしっかりするほど当然賃料にも差が出てきますので注意が必要です。よくトラブルになる「音」の問題を第一優先に考える方は、木造や鉄骨造は避けた方がよいかもしれません。

日本では新築の物件は人気が集まり、家賃も高くなる傾向があります。逆に古い建物ほど家賃は安くなる傾向にありますが、最近では築年数が古くてもリノベーションにより内装は新築と同様といった物件や水廻りがしっかりとリニューアルされているなどの物件が人気となっています。一概に築年数だけにこだわることなく様々な観点から部屋を観察することをお勧めします。

単身者なのか、カップル、ファミリーなのかにより必要となってくる間取りは異なります。単身者であればワンルーム・1K・1DK・1LDKから、生活スタイルを考慮し適切な間取りを選ぶのがよいと思います。2人以上の場合は2K以上、子供がいるファミリー世帯ではやはり3LDK以上はほしいところです。
当然間取りが広くなると賃料も高くなるので、冒頭の毎月支払える賃料や部屋を決める際の優先順位を考慮しつつ、適切な間取りを選びたいものです。
当然間取りが広くなると賃料も高くなるので、冒頭の毎月支払える賃料や部屋を決める際の優先順位を考慮しつつ、適切な間取りを選びたいものです。
④設備にこだわる

物件設備と部屋設備がありますが、よく気にされる設備の筆頭としては「オートロック」が挙げられます。
防犯という観点からもオートロックのある物件を必須条件にされる方は多いです。また「宅配BOX」の設置されている物件も人気ですが、分譲賃貸マンションに多く、一般的なアパートやマンションにはあまり普及していないのが現状です。その他にもインターネットやケーブルTVが利用できたり、ロフトがあったり、室内洗濯機置場やバルコニーが必須など様々な条件があると思いますのでこうした設備関係にも優先順位をつけていくことが必要になります。
防犯という観点からもオートロックのある物件を必須条件にされる方は多いです。また「宅配BOX」の設置されている物件も人気ですが、分譲賃貸マンションに多く、一般的なアパートやマンションにはあまり普及していないのが現状です。その他にもインターネットやケーブルTVが利用できたり、ロフトがあったり、室内洗濯機置場やバルコニーが必須など様々な条件があると思いますのでこうした設備関係にも優先順位をつけていくことが必要になります。
⑤周辺環境にこだわる

物件の周辺環境、例えばコンビニやスーパーが近くにあるとか、レンタルDVDが近所にあるとか、静かな公園やランニングできるコースがあるなど住まい以外のこだわりポイントとして大切な周辺環境にも優先順位をしっかりとつけて部屋探しを進めることでより快適な賃貸ライフを送れると思います。
入居申込から契約まで
いろいろと選んだ部屋から納得のいく物件が見つかれば次は契約です。ここでは入居申込から契約までの流れをご説明させて頂きます。
①入居申し込み

契約書を取り交わす前にまず最初に入居希望の意思表示として「入居申込書」という書類に必要事項を記入して頂きます。内容に間違いがないか記入の上、不動産会社に提出してください。
②入居審査

入居申込書を頂きましたら、その情報を貸主様にお伝えし、「入居審査」が行われます。
物件入居において、問題ない人物かどうか、勤務先や収入、キャッシングの延滞履歴など、様々な面から審査されます。審査には1日から3日程度かかることがありますが、審査を通って初めて契約行為に進むことになります。
物件入居において、問題ない人物かどうか、勤務先や収入、キャッシングの延滞履歴など、様々な面から審査されます。審査には1日から3日程度かかることがありますが、審査を通って初めて契約行為に進むことになります。
③契約の準備

契約にあたっては初期費用の他、いくつかご用意いただく書類が出てきます。
身分証明書(学生証、免許証、外国人登録証など)
連帯保証人承諾書
収入証明
印鑑証明書
など
必要書類が準備できましたら、契約に進んでいきます。
身分証明書(学生証、免許証、外国人登録証など)
連帯保証人承諾書
収入証明
印鑑証明書
など
必要書類が準備できましたら、契約に進んでいきます。
④契約

契約は原則弊社にて行います。上記必要書類と契約金(※お振込された場合は、振込用紙等)をお持ちして約束された時間に遅れずに来社ください。契約の際には入居に際しての重要事項説明等もございますので時間に余裕を持っていただくと助かります。ご契約にかかる時間は、約1時間と考えてください。大まかな流れを記載させて頂きましたが、ご不明点等ございましたらお気軽にお問合せください。